自分のイメージ通りにウィッグカットをしたい時は、医療美容師にお願いできます。ウィッグカットをしてもらうと、カット前よりも断然自然な仕上がりになります。
今回はゆりさんが経験した、医療美容師によるウィッグカットに関する体験談になります。
希望の仕上がりイメージをとにかく細かく伝える
私は「ウィッグカットしたいな」と思った時は、カウンセリングで「どれくらいの長さにしたい」「ポニーテールを作りやすくしたい」と細かく伝えています。
担当の美容師さんは医療美容師なので、ウィッグカットに慣れています。なので必要であれば襟足に産毛を作ってもらうなど、ウィッグならではの細かいオーダーもできます。
まずは産毛のカットからスタート。こまめに確認して微調整もお願いする
カウンセリングが終わると、さっそくウィッグカットが始まります。
まず産毛から作ってもらいますが、医療美容師さんはウィッグ全体をブロッキングして、スキバサミで切っています。
全体のバランスを見ながらもみあげの方まで少しずつカットします。
ここで一旦長さやバランスを確認して「もみあげはこのくらいの長さがいい」とか、「額の方は少し短めがいい」と伝えてさらに微調整してもらいます。
脱毛状況に合わせてウィッグの毛量を調整してくれるので、自然な仕上がりに
産毛を切り終わったら、髪の毛を下ろして横に流して、産毛がどれくらい残っているのかを確認します。
医療美容師さんはウィッグカットのプロなので「ここはもう少し産毛を残しましょう」と的確なアドバイスをくれます。
私がウィッグカットをお願いした時は、まだ脱毛途中だったので地毛のもみあげも残っていました。
医療美容師さんはそういう状況もしっかり把握して「それならウィッグの産毛はこれくらい残しましょう」とカットを工夫してくれたので嬉しかったです。
好みのヘアスタイルにアレンジしやすいよう、襟足の長さまで微調整
産毛のカットが完了すると、次は襟足のカットです。
私は「アップヘアにするのが好き」と伝えていたので、ここで「ヘアスタイルはカッチリした感じとラフな感じ、どちらが好きですか?」と聞かれました。
そこで「割とカッチリしている方が好き」と答えたら、「まとめやすいように襟足は少なくしておきますね」と、より好みのヘアスタイルにアレンジしやすいように切ってくれました。
ちなみに「ラフなスタイルが好き」な場合は髪をゆるくまとめられるように、逆に襟足の毛は多めに残すみたいです。
ヘアアレンジのコツも教えてもらえて心強い
産毛や襟足の細かい調整が終わると、全体と前髪のカットに入ります。
全体を切り終えると、実際に顔周りの毛を調整しつつ「髪の毛を束ねた時の長さ」を確認します。
カット中は「自分でもできる簡単なヘアアレンジ」や「不自然に見えない髪の結び方」も教えてくれるので助かりました。
ヘアアレンジを維持するコツは髪が熱いうちは触らずに形状記憶させること
ウィッグにはヘアアイロンやドライヤーも使えます。
しかし、ウィッグの毛は熱に弱く、すぐ真っ直ぐに戻ってしまうんです。
なので髪の毛がストンと落ちる前に、ドライヤーやアイロンでセットした髪型をキープする必要があります。
キープ方法は、アイロンで巻いた髪をしばらく丸まったまま手で支えておくだけです。簡単なことですが、私は医療美容師さんに教えてもらって初めて知りました。
ウィッグの支え方や巻き方は美容室で実演しながら覚えられるので、すごく勉強になりましたね。
医療美容師さんにカットをしてもらうことで、ウィッグを自信をもって被れるように
ウィッグカットの方法やアレンジのバリエーションは、YouTubeにも上がっているので、器用な方は見ただけで上手に真似できるかもしれません。
でも私は美容室でウィッグカットをしたい派ですね。
実際に自分のウィッグや脱毛状態を見てもらった上で、医療美容師さんにアレンジしてもらうと、ウィッグを自信をもって被れるようになります。
カットをしていないウィッグと、医療美容師さんにカットしてもらったウィッグを比べると、自分の頭や顔のフィット感が全く違うんですよ。
だから私は引き続き医療美容師さんにウィッグカットをお願いするつもりです。
「ウィッグが似合わない」「もっと似合う髪型のウィッグを被りたい」と思っている方はぜひ、医療美容師さんのいる美容室を探してみてくださいね。